Golondrina – ゴロンドリーナ – 3

ゴロンドリーナ 3

小学館 2013.8.4 (IKKI COMIX) ISBN978-4-09-18862-7 試し読み

闘牛士であり続けること。その困難な道。

見習い闘牛士としてデビューを果たしたチカ。しかし、その初戦は惨憺たる結果に。
教えられた通りのことをこなしていながら、なぜ精彩を欠いた闘牛士しか出来ないのか…。
そんな中、フラメンコを踊る老女の姿に一筋の光を見出したチカは…?
男達の中で一人輝く粋な女・チカ、その苦闘をたっぷりと描いた第3集!


■初出誌:「月刊IKKI」
第13回 los compañeros…2012年12月号 2012.10.25
第14回 la arena…2013年1月号 2012.11.24
第15回 aire…2013年3月号 2013.1.25
第16回 dominio…2013年4月号 2013.2.25
第17回 dos orejas…2013年5月号 2013.3.25
第18回 el hijo del matador…2013年6月号 2013.4.25

物語は「闘牛とは」を本格的に我々読者に教えてくれる段階に入った。まずは実際的なことで、闘牛はチームで行われるものだ。アントニオをリーダーとして、パブロとその息子ディエゴ、サルバドールはバンデリジェーロ(銛打ち)、チカはノビジェーロ(見習い闘牛士)、付き人兼、運転主兼衣装係のセチュや料理を作ってくれたアンドレア、衣装をつくってくれたおばさんまで含めて大勢かかわっている人たちがいる。また、闘牛の善し悪しを決めるのは観客だ。観客もまた、闘牛の一部と言える。

それから、もっと本質的なことも。闘牛はスポーツとしての面もあるが、相手が動物であり、扱うのが「死」である以上、そこに単純な勝ち負け以上のものがある。フラメンコのシーンが読者にも闘牛とは何かを、言葉にならない何かを伝えてくれる。そうしてそれを雨の中のチカの闘牛シーンで見せてくれた。チカの呼吸が、観客が息をのむ様がビリビリと伝わってきた。

デビューはしたものの、うまくいかないチカが周囲の力を借りながら、少しずつ成長していく様が描かれる一方、先を行っていたヴィセンテが苦しんでいる。若い頃のフランシスコ・ファリャの写真を見せてもらったチカは一瞬ヴィセンテに見間違える。これがこの先の物語でどういう展開になるのか、楽しみであると同時に、不安も感じる。



2013年7月30日、えすとえむ先生の「Golondrina 第3巻」とオノナツメ先生の「ふたがしら 第3巻」が同時発売されました。これを記念し、2013年8月17日(土)有隣堂横浜駅西口マンガ王国で「えすとえむ&オノ・ナツメ合同サイン会」が開かれたので、行ってきました。
お二人並んでサインとイラストを描いて下さいました。その場でお許しをいただいたので、画像をアップします。

えすとえむ「ゴロンドリーナ」第3巻 サイン ヴィセンテ

えすとえむ「Golondrina -ゴロンドリーナ-」第3巻 サイン ヴィセンテ(チカと迷ったのですが、ヴィセンテって名前が好きで、つい…。)

オノナツメ「ふたがしら」第3巻 サイン 宗次

オノナツメ「ふたがしら」第3巻 サイン 宗次(私の名前が入ってますが漢字だったのでup時に消しました)

70名限定という狭き門。電話予約は30分で終了したそうです。昔取った杵柄で、電話かけは慣れたもので、15分でゲット。33番だったので、ちょうど真ん中あたりでした。サイン会参加者はやはり女性の方が多かったようですが、男性も少々いました。この作品からのキャラクター限定で紙に書いてイラストのリクエストをすることが出来たのですが、私のお願いした「ヴィセンテ=宗次」は多かったようです。「お、また来たね」と言われてしまいました。チカとヴィセンテが半々くらいで、他はあまりリクエストがなかったようです
私は当日ナタリーで発売されたオノナツメさんのポップコーンTシャツを着て行きました。えすとえむ先生のTシャツもナタリーで出して欲しいです。

Golondrina – ゴロンドリーナ – 1
Golondrina – ゴロンドリーナ – 2
Golondrina – ゴロンドリーナ – 4